ワンダフルでマーベラスでビューティフル

タカラヅカについて取りとめもなくポツポツ書いてます。まだまだ新参勉強中。

ペガサスの翼にも似て 我が心ふるわす

花組台湾公演でアンドレが死ぬシーンで会場から笑いがおきてしまったらしい・・。
初めて何もわからず見たら、あのシーン確かに笑うよね。うん、その反応正しい。お話まったく知らなくて言葉もわからなかったら、アクションとか泣いたり笑ったりする演技を頼りに追っかけてく感じになるでしょう。だから余計に笑いがおきたような気がする。



もし、私が言葉がわからず「ベルサイユのばら」のお話をまったく知らないお客さんだったらと想像してみる。
以下想像:ピストルの音がしたから誰か打たれたと把握⇒誰かしら?キョロキョロ⇒苦しそうにしてる人がいるからあの人ねと把握⇒なんかしゃべってるけど苦しそう⇒またピストルの音それもすんごい連射、痛そう、死んじゃったわ、かわいそー、うえーーん;;⇒あれ??歌うたってる??⇒あれ?あれ?可笑しいよね?⇒あれ?あれ?笑うとこかな?⇒あれ?みんな笑ってるし笑っちょお・・という感じでしょうか。
フェルゼンとマリーアントワネット編だし、圧縮版だしで、オスカルとアンドレの関係性がうっすらしか今回描かれてません。そもそもアンドレもオスカルも出番が少ない。それなのに突然出てきたと思ったら、めっちゃ撃たれてるくせになかなか死なないってシュールとしか受け取れないのは当然といえば当然。
私は舞台初見と言えどもベルばらを以前読んだことがあるので、まったく無問題で入り込めました。そこあるのとないのでは大きく違いますよね。アンドレが死ぬシーンを見るというより、橋の下のオスカルの悲痛な叫び声が一番女性らしくてそこに切なさを感じて毎回大号泣してしました。

お客さんは悪くないしもちろんアンドレも悪くない!しいていうならお客さんに甘えすぎた脚本に無理があったのではないでしょうか。宝塚観劇するお客様全員がベルばらを知っているわけではないですからね。

それにしてもアンドレが大好きだと言っていたキキちゃんのことを考えると心が痛む。毎回あのシーンがくるたび吐きそうになるだろうな・・・。昨日見かけたツイによると、演出も少し変更したようですし、公演を重ねるごとに少しずつ理解してくださり笑いは小さくなっていると見かけました。千秋楽まで心を強く持って頑張って欲しいな。
だって誰が何と言ってもあのシーンは良いシーンだから。突然、あの場面だけを切り取って見せられたとしても、むろんどこの組のオスカル(アンドレ)さんだったとしても、常に私は全力で大号泣する自信がありますから。台湾の方にも少しずつでもわかっていただけるようになると嬉しいですよね。