ワンダフルでマーベラスでビューティフル

タカラヅカについて取りとめもなくポツポツ書いてます。まだまだ新参勉強中。

花組観劇初め

約2ヶ月ぶりに『雪華抄/金色の砂漠』を観劇してきました。今回お席がほぼ上手の一列目でしたので始まる前からドキドキ。中詰めで客席降りがあるとか・・。青天天国がすぐ手の届く所で繰り広げられるとか真剣ですかあああ、いやいやそんな素敵なことがそうそう起こるわけがない、フォーラムのジェンヌさんタッチ祭りで運は使い果たしたはずと半身半疑に構えていたところ、「一幕演出上通路を使うので荷物を椅子の下か膝の上に・・」って注意されたああああ。どうしよう、どうしよう、どうしよーーーう、ドキドキ。
こんなお席はなかなかないことなので近いからこその感想を残しておきます。あ、まったく需要のある内容ではありません。ごめんなさい。






雪華抄(01/19夜公演)感想
チョンパなので、舞台上真っ暗の中でみなさんサササーッと居並んで準備をされるのですが、さすが一列目、居並び準備してる気配を感じることができました。見えていても銀橋は怖い気がします。それを真っ暗闇って相当すごいな~。明るくなった時に銀橋にいる方々の近さが予想以上で打ち震えました。あまりに興奮してしまい目の前にいらっしゃったのが誰だったか忘れてる残念な脳。それだけいろんな方が目の前を通ってくださったということなのですがw。我に返りにプロローグでちゃんと覚えてるのが上手花道に居並ぶ下級生たち。一際綺麗だったほのかちゃん。ずっと見つめていたら微笑んでくださった。柔らかい笑顔にとろけそうでした。
それにしても銀橋渡るジェンヌさんがかなり勢いがあって落っこちてしまうのではないかと何回も心配になりました。銀橋移動時の足元を見るとどなたもそんなギリギリを移動していないことがわかり一安心。それでも一列目は下から仰ぎ見ているせいか飛び出してくる感半端なかったです。特にれいちゃんとキキちゃんの飛び出してくる感凄かったww。
あとは和物なのにみりおちゃんの目元のお化粧が綺麗なこと。すり足移動が超絶早くなってたことに驚きました(笑)。11月ムラで見た時「あんなんで戻ってこれるのかいなってハラハラしたわ」という年配のご婦人の言葉が印象的で。確かに客席の過半数がハラハラと手に汗にぎってたよね~ww。それに比べたらかなり速度が速くなっていました、大きな進化です。
大好きな鷹と鷲シーン。切り袴ホント全員綺麗。最初に見た時はもっとみんな着物を竿を通したように思い切り腕真っ直ぐに見えたけど、少し縮こまった感じの腕の使い方なんですね。その方が鳥の羽っぽく見えますものね。
右から左、左から右へと飛んでみりりんの前を交差するのはマイちとあきら先輩かな?X攻撃みたいで好きです(ふるーっw)。そして、何度見ても見得を切るみりりんのドヤ感が可愛いよね~。
天の川地上班はカップルにいろいろ見所があって目が足りません。目の前にいたのが冴華さんとうららちゃんカップルでした。お稽古場情報で言っていた「うららちゃんのお兄ちゃんと冴華さんが同級生で・・」という裏設定を思い出しながら堪能させていただきました。そういえば、つまらなそうに石を蹴ってみるというベタな振りをしていたのはあかちゃんだったかな~? このシーン実は後ろのカップルたちも見所満載なんですよね。何度見てもみんな青天が似合ってます。こんなに似合うんだから、花組で明るい人情物のお話をやってくれないかな・・大劇場が無理なら別箱でも良いから~、『くらわんか』みたいなお話やって欲しいな。何回見てもちなつの青天が色っぽくて好きです。帯に手をやる右手も、懐手をしていた右手を出す仕草も本当に大好きです。
中詰め、上手花道セリ上がりで登場する青天あきらが格好良くてひっくり返ります。正統派というよりは若干ニヒル系(死語ですかね?)なので、脛に傷持つ影ある二枚目とか似合うよね~。本舞台で威勢よく手ぬぐい持って踊ってる娘役ちゃんたちが可愛いです。花娘は全員可愛くて食べてしまいたいほどです。あれよあれよしてると爆発的な歌声とともに青天れいちゃん登場w。こちらは色気ダダ漏れの容姿を存分に使った心中ものが見たいですね~(じゅりぴょんに超同意)。中詰めの中でも大好きなのが花乃ちゃんの貝殻節。竿を片手に「やれ漕げそれ漕げ」という掛け声とともに踊る男役さんたちが素敵すぎるうううううう。あと花乃ちゃんの踊りもお魚が水の中で飛び跳ねてるような躍動感があって大好きです。銀橋付近で元気満々笑顔を振りまいていらっしゃってとても楽しそうでした。真打登場、最後にみりりんが登場してノリノリでうたう串本節も最強。みりりんの青天もとてもイナセで素敵。歌はノリノリなんだけど綾棒がぎこちなくてハラハラw。ついつい手に汗握るので手拍子が疎かになります。その次が待望の青天天国客席降り。私の目の前は青天ちなちゃんでした。とても近くでリズムを取って踊っていらっしゃいました。少し恥ずかしそうに微笑む感じもそこはかとなく色っぽい~。せっかくの機会にも関わらずあまりの近さにお顔ではなく足元ばかり見つめてしまう駄目駄目な自分。白足袋を履いたおみ足は思ってた程大きく見えませんでした・・何cmなのかなぁ~??
安珍清姫の場面、最初は安珍さまも清姫のことが愛おしくて二人で仲良くしてたのに数珠を見て己の業が恐ろしくなるのかな~。蛇になっちゃった後も始終恋する娘感を失わないので可愛いらしい清姫でした。だって本人は蛇になったなんて思ってないだろうしただただ安珍さまが好きなだけその一心なんだもんね。ほぼ上手席でしたのでセンターに立つ方々は見えにくい分赤い旗を勇ましく振る娘役ちゃんたちを堪能いたしました。
フィナーレのボレロのシーンはみなさんのお召し物が一人一人色がまちまちでお花みたいで綺麗なんですよね~。同じ春でもプロローグは同じ色味のお着物を着ていらっしゃる方が数名いるイメージなんですけど、フィナーレはホントみんなそれぞれでお花が咲き乱れてるみたいに見えます。同じ歌詞と同じ振りの繰り返しなんですけど、それがとても力強くて心が洗われるような気持ちになります。
いつもより少し尺が短くて、あっという間に終わってしまいますが、とてつもなく素晴らしいものを見せていただけたという多幸感で心が満たされる素敵なショーだと思いました。

長くなったので一旦アップします。